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食べ物がよく挟まり、冷たいものでしみる。       不良補綴物により虫歯が進行していた症例
  • 2021/12/20
  • 診察情報
本日は被せ物の適合が悪く、食べ物がよく挟まることで大きな虫歯が出来てしまった患者様の症例です。

患者様は冷水痛を主訴に来院され、自発痛も少しある状態でご来院されました。
昔からよく食べ物が挟まり、最近になり冷たいものでかなりしみるようになったとのことでした。
被せ物は5年以上前に他院で入れてもらい、その後から現在まで食べ物が挟まり続け、フロスを試みるも上手く出来ずに放置していたとのことでした。
今回酷い痛みが新たに出たことで、当医院にご相談に来られました。

レントゲン写真で確認すると、右下一番奥の詰め物の適合が悪く、物が挟まることで、手前の歯に大きな虫歯が認められました。
幸いにも虫歯は神経に達しておらず、当日に虫歯を除去し、お薬を入れて、神経を残す処置をし、数週間様子をみることとなりました。

2週間程経過し、症状が全く無いのを確認して、詰め物を入れることとなりました。その際、後ろの歯の不適合な詰め物がそもそもの原因のため、詰め物をやり替えることとしました。

現在、詰め物をSETして2週間程経過しましたが、症状は全くなく、食べ物も挟まりにくくなり非常に快適だとのことでした。
レントゲン写真にて処置後の形態を確認し、上手く処置が行えたことを伝えると更に喜んで頂きました。

補綴物が不適切のままで放置しておくと、虫歯になったり、部分的に骨が無くなってしまう様な歯周病になったりすることがあります。
虫歯が進行すると神経をとらなければいけなくなることもありますし、骨が無くなると抜歯となってしまうことも多々あります。

現在お口の中で、お掃除しにくい場所、違和感などがあれば是非一度ご相談下さい。

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